ハンバーガーショップにて。(レジラキ/PPPPPP)

「レイジロウ、遅いなー。待ち合わせ時間はとっくに過ぎてるのに……」

 

駅前で待ち合わせの時間を気にしている少年の名は園田ラッキー。

待ち合わせの相手は7つ子の次男・レイジロウだ。

真面目なレイジロウが時間に遅れるなんて、今まで無かったことなので、

一抹の不安が頭を過る。

 

(まさか……な)

 

そんな時、背後からラッキーに声をかけてくる人物が居た。

 

「ラッキー! 遅れてごめん!! 来る途中でおばあさんに道を聞かれて、

店まで案内してあげてたんだ!」

 

「あはは、そっか。レイジロウは優しいなー。さてと、行こうか」

 

二人はこの日、ハンバーガーショップで新製品を食べる約束をしていた。

他の兄弟は予定があって都合がつかなかったので、レイジロウと二人で

ハンバーガーショップに行く約束をしたのだった。

 

「新製品の名前……月見バーガーだっけ?」

「うん。僕はそれプラスナゲットとポテト5個とシェイクも頼むよ」

「相変わらずすごい食欲だな……。あまり食べ過ぎるなよ?」

「大丈夫、加減して食べてるから、問題は無いよ」

「ならいいけど……」

 

そうこうしている間にハンバーガーショップに着き、注文を済ませて

席に座って待っていたのだが、いざレイジロウが頼んだ商品を見て

ラッキーは腰を抜かした。

 

「いつ見てもレイジロウの分は凄いな」

「これくらい食べないとラッキーの騎士としてやっていけないからね!」

 

嬉しそうにハンバーガーを頬張るレイジロウを見て、ラッキーは微笑んでい。。